
こんにちは!
この記事を書いている僕は、ゲーム業界歴20年でゲーム会社の社長をしています。
経歴:プランナー→ディレクター→プロデューサー→社長(起業)
僕は企画職出身で4回の転職経験があり、応募側と採用側の両方を経験しています。

今の給料に不満・不安を抱えているゲームプランナー向け
・ゲームプランナーは忙しくて給料が安いけど、どうすれば増えるの?
・ディレクターになって給料を増やすにはどうすればいいの?
・じょうずな転職のコツがあれば教えてほしい
ゲームプランナーの平均年収は400万円と言われています。
大手ゲーム会社のメインプランナーや売上トップランクのソーシャルゲームの開発チームにいるプランナーであれば、インセンティブを合わせて600~1000万円も可能ですが、全プランナーの1%未満のごく一握りです。
若手のプランナーの場合、年収300万円未満もざらにあります。
ゲーム業界の場合、「お金を稼ぎたい」というよりも、「面白いゲームを作りたい」というモチベーションの人が多いことも一因です。
しかし、将来のお金のことをよく考えず、今の会社でズルズルと働くと、今とたいして変わらない給料のまま定年退職したり、会社が倒産して仕事を失うなど、不安が待っています。
でも、安心してください!
これから解説する年収アップする方法を知っていれば、何かトラブルがあっても乗り越えられる知恵とスキルを身につける準備ができます。
年収を上げる方法は2通り
ゲームプランナーとは、ディレクターのアシスタント

ゲームプランナー(企画職、ゲームデザイナー、ゲームクリエイター)は、ゲームの企画書、仕様書、データ作り、デバッグなどを担当します。
ディレクターのアシスタントとして、絵とプログラム以外の雑用をなんでもやります。
テレビ業界のAD(アシスタントディレクター)と同じで、雑用のような仕事で忙しいのに給料は低いです。
※ゲームプランナーについてもっと詳しく知りたい人は関連記事「ゲームプランナーになるには?仕事内容・スキル・年収【現役社長が解説】」をあわせてご覧ください。
年収を上げる方法①:ディレクターになる

今働いている会社で出世して、ディレクターを目指します。
プランナー系のキャリアアップは、ディレクターとプロデューサーがあります。
しかし、プロデューサーは、ディレクター経験、チームスタッフ管理、開発予算・スケジュール管理の経験ないとまかされることはまずありません。
また、社内でディレクターになる場合、開発ラインが増えるなど、空きポストがないとディレクターになれる可能性は低いです。
さらに、ディレクターになるには、会社・上司から「君にならディレクターをまかせても大丈夫」と思われることが最低条件です。

同じ会社でディレクターになったとしても、同僚や上司の給料が基準になるので、月に数千円から3万円も上がればいい方で、年収アップにはなかなかつながりません。
ディレクターをまかされるには、ゲーム開発経験とスキルが必要
ゲームの開発経験が多い
- プランナーとして、企画からマスターアップまでゲーム開発を一通り経験している
- ディレクターを手伝いながら、ディレクターの仕事を教えてもらっている
スキルを身に着けている
- 面白い企画、仕様を考えられる
- 何があっても最後までやりきって完成できる
- 病気で休まない(メンタルが強い)
- コミュニケーション力がある
- 開発スケジュール、進捗の管理ができる
- 問題が発生する都度、判断する
- 「仕様の意見が対立したら、どちらの仕様を採用するか?」
- 「チームメンバーや上司から仕様変更を求められたら?」
- 「バグが残ったけどスケジュールの余裕がない場合は?」

重要な判断はプロデューサーや社長が行いますが、ゲーム開発に関する細かい判断はディレクターがやらないと存在意義がありません。
年収を上げる方法②:転職する

年収を30~100万円くらい一気にアップするには、転職して会社を変えるしかありません。
ただし、どこの会社に転職しても良いわけではなく、大手のゲーム会社や人気タイトルで成長しているソーシャルゲーム会社など、儲かっている会社だけです。
儲かっている会社はさらに売上を増やすために、ゲーム開発者を毎月のように募集をしているので、転職サイトや転職エージェントを使って転職先を見つけます。

知り合いが働いている同規模の会社に転職しても、給料は今とほとんど変わりません。
儲かっている会社に転職するには
即戦力になるスキルと経験がある
プランナーの求人内容が今まで開発してきた仕事と同じ場合、即戦力になれるので採用されやすくなります。
つまり、同じプランナーの仕事であっても、ソーシャルゲーム系からコンシューマー系の会社に変えるのではなく、同じ系統の会社を選ぶことが重要です。
転職して年収アップする秘訣は、転職エージェントを活用
未経験の場合、転職エージェントを利用できませんが、プランナーの経験とスキルがある人は転職エージェントの会社に登録することができます。
転職エージェントは、大手の会社、成長している会社の最新求人情報を持っていたり、年収アップの自己アピールの方法を教えてくれたり、応募や面接の日程調整をしてくれるので、今の会社を辞めずに働きながら転職するなら必須と言えます。
転職エージェントは登録後、エージェントと面談をして要望を伝えれば、あとはメールで案件を紹介されて、興味を持った会社に応募するだけです。
どの転職エージェント会社も登録は5分程度で終わり、完全無料で利用できるのでこの機会に行動してみましょう。

転職エージェントの担当者の能力・自分との相性を見極めることが転職で成功する秘訣なので、2~3社に同時登録するのが賢い転職方法です。
複数登録する「掛け持ち」について気になる人は、関連記事:転職エージェントは掛け持ちしていいの?【転職で成功するなら必須】をあわせてご覧ください。
マイナビクリエイター

おすすめ度:★★★★★
【公式サイト】https://mynavi-creator.jp/
『マイナビクリエイター』はWeb職・ゲーム業界に特化した転職支援(人材紹介)サービスです。

マイナビクリエイターの特徴
・専門性 :Web・ゲーム業界出身のキャリアアドバイザーだからこそ伝えられるポートフォリオの作り方
・マッチング力: Web職・ゲーム業界の求人紹介は量より質!あなただからこそ合う求人を厳選紹介
・満足度:納得いくまで寄り添う専任キャリアアドバイザーの対応力
・業界トップクラスの保有求人数: 求人の選択肢が広いからこそ実現できる異業種への転職

ファミキャリ!

おすすめ度:★★★★★
【公式サイト】https://www.famitsu.com/career/
ファミキャリ!はゲーム誌「ファミ通」とクリーク・アンド・リバー社が運営している、 ゲーム業界に特化した転職サイトです。
ゲーム業界に精通した専門エージェントが転職をサポートします。

ファミキャリ!の特徴
ゲーム雑誌として知名度のある「ファミ通」の求人サイトということもあり、 大小問わず様々なゲーム会社の求人があります。

転職エージェント会社によっては、ゲーム業界に詳しくない担当者がいます。
ファミキャリ!はゲーム業界に特化した会社なので、同じゲームプランナーの仕事でも、「コンシューマー系の仕様書を作りたい」「ソーシャルゲーム系のイベント運用したい」など、やりたい仕事内容の話などがしやすいです。
CREATIVE VILLAGE

おすすめ度:★★★★★
【公式サイト】https://www.creativevillage.ne.jp/lp/for_woman/
ゲームだけでなく、WEB、映像、広告出版などのクリエイター系の転職エージェントです。
最近では、女性クリエイターの転職支援に力を入れています。

CREATIVE VILLAGEの特徴
・クリエイター・エージェンシーのパイオニアとして、クライアントからの信頼も厚く、 求人数が多い
・クリエイター専門エージェントなので、異業種のクリエイターの仕事の提案が得意
・「今すぐの転職は考えていない」「スキルはあるが業界未経験」という人もサポートしてくれる
コメント